タクシー乗務記録【号外】2020年4月


2020年
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いつもは月初めに乗務記録をアップしていますが、先日アップした乗務20ヶ月目に続いて、今回は【号外】をアップします。

新型コロナウイルスついに緊急事態宣言

この記事を書いている2020年4月8日より、新型コロナウイルスにより「緊急事態宣言」が発令されました。

思い返してみると、仕事に影響が出てきたのは2月中旬からでした。

2月中旬~
一日の営業収入が3万円台(通称サンコロ)の日があると結構凹むものですが、「なんだかサンコロの日が増えてきたな~」なんて感じていました。
昼も夜も、たまにあるような「今日は駄目な日」って感じで、客が少ない実感です。

3月上旬~
正直、「3月半ばには収束するだろう」とか「今月の給料だけはヤバいな」みたいに思っていました。
次第に連日サンコロのオンパレードとなり、遂にはニコロ(2万円台)の日が出てきました。
月の売上も足切り金額にも到底達しないのが確定しています。
赤坂・六本木界隈は夜は閑散としてきました。渋谷・歌舞伎町の夜は少ないけどまだ少し人は居ます。

3月下旬~現在
飲食店・物販店の休業が目立ち、渋谷・原宿などは昼間の人は激減しました。スクランブル交差点の信号待ちの人もとても少ないです。
歌舞伎町もガラガラですし、銀座・赤坂・六本木は既に空車タクシーもあまり寄り付かなくなってきました。
渋谷・恵比寿のタクシー乗り場の順番待ちの列が、見たことないようなすごいことになっています。
日々の売上は、サンコロいけばトップになれる状況で、平均ニコロくらいです。さらに月末に近づくにつれ遂にイチコロも当たり前になってきました。
引きの悪い日は、一日の営業収入が1万円に満たないゼロコロもパラパラ出てきています。

現状の営業方法の大幅な見直し

主要な駅で、タクシー乗り場がしっかり機能している(回転が良い)ところは、新宿の特に西口地下、渋谷の西口、恵比寿の西口、品川の高輪口、東京駅などは、並んでも待ち時間があまりにも長すぎる状況です。

自分も渋谷西口乗り場に2時間並んで500円とか、3時間並んで700円とかそんな状況です。

かと言って流しても誰も乗せられないから、仕方なく並ぶ、、
しかし経済活動が止まってしまっている現在では、殆どがちょい乗り程度の単価が低い客ばかりです。

外出禁止令が出ていますし、無線もそう簡単には鳴らなくなりました。

いろいろ営業方法を考えましたが、この仕事にも最低時給が発生します。

東京都の最低時給は現在1013円です。

自分は知識がないので良く分かりませんが、とりあえず会社が通常通り配車して稼働させている限りは、定められた休憩時間は確実に消化して、あとは空車でひたすら流すようにしています。

会社に依るのかもしれませんが、自分の会社は5分以上車が止まっていると休憩扱いとしてカウントされてしまうので、現在のような状態で乗り場に並んでしまうと並んでいる時間も休憩扱いになってしまいます。

どうやって給与計算しているのかよく分かっていないですが、とりあえず稼働時間を目一杯にして帰庫するしかないのかなと考えています。

また、引きの強い・弱い日という運の問題もあるので一概には言えませんが、流していた方がまだ客を拾える可能性が高いように感じます。

住宅街方面では、目黒や世田谷、代々木上原方面。駅前は並ばないで渋谷・原宿など駅周辺をグルグルと巡回。あとは明治通りや青山通りなど、、、

とにかくどこでもくまなくひたすら流すことにしました。

今の時期、イライラしているのかとても乱暴な運転をしていたり、スピード出して流しているタクシーも見かけますが、事故でも起こしたらバカバカしいので自分はゆっくりと流しています。
本当に事故ったら、こんな自爆の仕方はタダのバカですからね。

休憩する時は、食事して仮眠してしっかり休んで、あとはのんびりと流し営業、、
流していれば客を拾う可能性も少しはあります。

稼げないけど、「のんびりラジオ聴きながらドライブしているだけで、時給1000円!」
こんな風にでも考えないと、メンタルが持ちません。

ベースとして最低時給を意識して(休憩時間が増えすぎないように注意して)、ひたすら流して客を拾いたいといった感じです。

飲食業だけじゃないんだよ、、

このコロナ禍により、経済は世界規模で大打撃を受けています。

宿泊業、観光業、航空などの交通、飲食店、物販店、、、

他にもたくさんあるでしょう。

自分も前職は、個人で飲食店経営していたので飲食業の厳しさは分かっています。

飲食店が閉店(休業)すれば、業務用の肉や青果の業者も仕事がなくなり、本来業務用として捌けるはずの食材が流通しなくなると思います。

他にも付随して色々な業種の会社も痛手を受けることでしょう。

飲食店は、店を閉めていたら無収入になってしまうので店を開けます。
規模によりますが、従業員は最低限の人数にして、食材のロスが最小限になるように工夫して営業することになります。

しかに街に人は居ませんから、いわゆる開店休業状態に陥ってしまいます。

これは、タクシー業も同じですね。

公共交通機関は止めないと言われれば、働くしかありません。
でも、街に人は居ませんし、そもそも外出は自粛しろと言われています。

同じく公共交通機関のバスや電車は、客が少なくても歩合制ではないので、会社から定額の給与が支払われるでしょうが、タクシーは歩合で働いているのが普通です。

ですから、タクシーも開店休業状態です。

世の中は飲食業を心配する社会の声はあっても、我々タクシー業を心配する声は聞いたことがありません。

4月7日の安倍首相の緊急事態宣言の会見でも、観光や飲食業を心配することは言っていましたが、「公共交通機関は今まで通り運行するので安心してください」的な感じで、安倍首相の頭の中には公共交通機関従事者への心配や気遣いもなければ、タクシー台数制限して「開店休業状態」に陥らないようにさせるための対応も何も無いんだなと思いました。

これからどうなるのか?個人的見解

タクシー会社も稼働台数を減らすか、暫く休業しないと現在の売上では日々赤字が膨らんでいくだけでしょう。

乗務員の人件費、車両のリース代または償却費、燃料代、保険料などや内勤者の給与他諸々の固定費、、、

かなりの出費があるでしょうから、現在の平均ニコロでは成立しないと思いますし、多分平均イチコロにまもなくなるでしょう。

体力の無い小さなタクシー会社や、ランニングコストが膨大に掛かる大きなタクシー会社は持ちこたえられないところも当然出てくると思います。

追記
この記事をアップして数時間後に、ロイヤルリムジンが全600人全員解雇のニュースを見ました。
自分が思っているよりも、タクシー会社が消えていくのが早く進行しそうです。

先が見えないコロナ禍ですが、それでも1~2年後くらいには収束して経済活動がまた復活してくるのは、もちろん想像がつきます。

なのでそうなればまたタクシー業は、需要が元通りになり職業として成立しますが、もしこれからタクシー会社が倒産してしまうと、いずれタクシー需要が高まってきた時が心配です。

いわゆるゾンビ状態で乗車希望の手が至るところで挙がっているのは嬉しい限りですが、タクシーが足りない!となってしまい、例えばウーバーみたいな白タクが認められたり、今よりも働く側にとって不利益な改変がされる可能性高くなると思います。

外国のように一般人がウーバーなどの白タク営業は断固として反対ですが、逆にハードルが高すぎる個人タクシーの開業条件が緩和されれば、ある程度のタクシー経験者がそっちに流れていくかもしれないですし、結果としてタクシー台数が増やせると思います。

イメージ的には、ウーバーを一般人がやることは禁止して、最低限2種免許取得者でタクシー・ハイヤー乗務員経験が○年以上なら、今よりも低いハードルで個人でタクシー営業できるようになると良いですね。

また、法人タクシーより個人タクシーが増えてモラル低下が懸念されるなら、交通違反したら○年間営業停止とか、営業資格没収など厳しくすればモラルはいくらでも良くなるでしょう。

とにかくこのコロナ騒動が早く収束して、その後に変な方向にタクシーにまつわる規制が改革されないことを願います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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